柴崎幸次 照明作品展 nightface series
石谷家住宅
 Nightface seriesは和紙を何層にも重ね貼りし、透過した光の陰影の差で不思議な立体感を演出する照明器具である。この作品は明るい場所に置くと和紙に包まれた白い箱に見えるが、暗い環境で内部の照明を灯すと複雑な“だまし絵”のような立体感が現れ、より暗い環境になると立体感はさらにリアルで迫真性が表現される。和紙は楮や雁皮の灰煮和紙を使用し、重ね貼りによる照明の光に和紙そのもの色味を生かし陰影を表現している。
 現代の日本の住環境は、全ての部屋が相当明るくなっているが、襖や壁紙などにもこだわる日本の住宅には行灯のような小さな光での演出もおもしろく、そういった生活観が照明デザインにより再評価されていくことを期待している。
 石谷家住宅(いしたにけじゅうたく)は鳥取県八頭郡智頭町にある歴史的建造物。江戸時代に鳥取藩最大の宿場町として栄えた智頭宿における最も大きな建物の一つで、智頭往来に面して建っている。
日 時 2007年 1月6日(土)〜2月21日(火)
企 画 (財)因幡街道ふるさと振興財団
鳥取県八頭郡智頭町智頭
Photo Album 1
石谷家廊下での展示、背景は、市河 米庵、池田 定常の書。

Published by atelier media ZOO